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「つるちゃん」の読み聞かせ〜大阪の中学生が村内で平和学習〜

「つるちゃん」の読み聞かせ〜大阪の中学生が村内で平和学習〜

沖縄戦を体験した少女の悲劇を描く絵本「つるちゃん」の読み聞かせが、6月25日、平和学習の一環で沖縄を訪れていた大阪府の信太中学校(しのだちゅうがっこう)3年7組の生徒が参加し開かれました。

この日生徒達は、「つるちゃん」の作者の金城明美先生(名護市久辺小学校教頭)とともに糸数壕などを見学した後、つるちゃんのモデルとなった和宇慶出身の金城ツル子さん(74)の戦争体験を聞きました。

ツル子さんは、沖縄戦当時8歳で両親・兄弟7人全員を失い孤児になった体験を話し、「戦争は人が起こすもの。戦争がまた起こらないように、元気でいる間に話をしようと思った」と話し、生徒達は真剣に話に耳を傾けていました。その後の金城明美先生による読み聞かせでは、生徒が絵本をスクリーンに映し出し、爆撃機の音などの音響で臨場感を出していました。
読み聞かせに参加した信太中学の板倉貫君は、「つるちゃんが涙ながらに話されていてとても心に響きました。こういう事が起きないように、平和のために小さい事から一つ一つやっていきたい」と話していました。

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