世界遺産

世界遺産中城城跡(国指定史跡)

世界遺産中城城跡のホームページ

世界遺産中城城跡

 2000年12月に世界遺産に登録された中城城跡は、沖縄本島東海岸の中城湾にそった標高160メートルの高台上に、 北東から南西にほぼ一直線に築かれた城で、さきの第二次大戦の戦禍をまぬがれ、県内でもっとも原型をとどめていることで有名です。景勝地としても知られ、城壁に立つと東に中城湾(太平洋)、西に東シナ海を望み勝連半島、知念半島、さらに周辺の洋上の島々までも見渡すことができます。城郭部の面積は約13,000平方メートルにおよび、古くから観光名所となっています。

中城城の創建年代は不明ですが、先中城按司によって築かれ、護佐丸(1440〜1458年居城)によって北の郭と三の郭の増築が行われたといわれています。築城技術という点でも注目され、城は連郭式で六つの郭から成り、南は断崖、北は急傾斜地となっています。城壁は、自然の岩石と地形をたくみに利用した美しい曲線を描いており、南の郭・西の郭などが「布積み」 、三の郭と北の郭が「あいかた積み」の二通りの手法が用いられています。

城内には首里城を遥拝したり、雨ごいのための御獄など、いたるところに拝所があります。

山や海にかこまれ、静かなたたずまいをみせる中城村。私たちの村には、沖縄随一の名城として名高い中城城跡や有形無形の文化財が数多く残され、伝えられています。

世界遺産中城城跡

1853年、黒船でペリー提督一行が沖縄に立ち寄った際、中城城を測量し「要塞の資材は石灰岩であり、その石造建築は賞賛すべき構造のものであった」と『日本遠征記』に記されています。琉球石灰岩を使った城壁は、完全に近い形で残された貴重な遺跡で、1972年5月には国の史跡に指定されています。

世界遺産中城城跡

眺望の地として知られている城跡一帯は自然、歴史、文化をテーマとした県営中城公園として整備が進められています。

城跡一帯

中城城跡概略図

護佐丸・阿麻和利(あまわり)の乱

中山王尚泰久(しょうたいきゅう)(琉球王府)をおびやかしはじめた勝連城主阿麻和利にそなえ、護佐丸は中城城の兵力を増強して、常に阿麻和利の攻撃に備えていました。
ある日、阿麻和利は変装して首里城にのぼり、護佐丸が謀反をくわだてているとざん言します。王府は阿麻和利の言を信じ、中城城攻略を阿麻和利に命じます。8月15日の夜、護佐丸が月見の宴の最中に阿麻和利は王府の旗を揚げて中城城を攻撃します。王府への忠誠心にあつい護佐丸は手向かう事できず、ひとり幼児だった三男の盛親を乳母に託して落ちのびさせ、妻子もろとも自決したといいます。そして、その阿麻和利もその後ざん言がばれ、王府軍に攻められて滅びてしまいました。

この乱は、後に組踊りなどの題材にも取り上げられ、平成7年に開催された第一回中城城まつりにおいて、中城村の伝統芸能である組踊「護佐丸」が52年ぶりに上演されました。

中城城跡

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