事業概要

〜かがやく海と緑、グスクが語る歴史と未来〜とよむ文化とふれあいの丘・南上原

新しい暮らしの舞台へ

 中城村は、那覇市及び沖縄市両都市圏の外縁部にあたり、近年の琉球大学の立地等により、市街地のスプロール化が見られるようになりました。そのため、学園都市構想を前提にしたまちづくりの必要性から、南上原地区においては、新しい計画的な市街地整備が望まれ、土地区画整理事業に基づく一体的なまちづくりをすすめています。
 この事業では、地域の自然環境と調和する生活環境をもった良好な市街地整備を目指して、安全で快適な歩道分離の道路整備や、みどりの拠点となる公園整備等の基盤形成を「ふるさとの顔づくり計画」の沿って整備内容のグレードアップを図ると同時に、個性と魅力ある景観形成を誘導していきます。

主要な公共空間(幹線道路や公園等)交流のステージづくり

  • 道路においては、沿道の施設と一体になってゆとりある歩行者空間を確保するとともに、緑化や花の修景をすすめ、快適な空間の演出を図る。
  • 公園や広幅員の歩行空間では、沖縄の集落に受け継がれてきた「毛(モー)」や「庭(ナー)」のイメージをもった集い、たまり、イベントのための場を形成する。

主要歴史と自然、眺望を背景に都市文化が生える 新しい丘の風景づくり

  • 地区の環境イメージの基盤である緑と眺望、歴史的資源を保全し、日常の暮らしの中で楽しめるよう「グスクみち」を整備する。
  • 四季折々にうるおいが感じられるよう、維持管理に配 慮しつつ、在来種を中心とする樹木、花等による道路空間の緑化を図る。

様々な人々の参加による 息の長い顔づくり

  • 地区計画の制度を利用して、地区住民と村が強力してゆとりとうるおいあるまちをつくる。
  • 各戸の前に植栽帯やベンチスペースを設けるなど、緑の維持管理やイベントの開催等において、地区の人々が支援し、自然にまちづくりに参加できる工夫、しかけを施す。

用語解説

  • スプロール化
    都市が発展拡大する場合、郊外に向かって市街地が拡大するが、この際に無秩序な開発が行われること
  • 毛(モー)
    モーアシビ、若い男女が集落はずれの野原(モー)で遊ぶ(あしび)ことを毛遊びとも書く。現在は行われていない。集う環境づくり。

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